ダメな経営者のよくある行動2

毎日朝礼に出ることが仕事の満足感

ダメな経営者第2弾は、これもあるあるですが、毎朝必ず朝礼に出ることが、仕

事をしていると勘違いしている人!

よく聞く会話ですが・・・

例1「俺はどんなに遅くまで飲んでも必ず朝礼には顔を出しているぞ!」

例2「朝礼に出て、その日の段取りはすべて俺が決めて指示出しているんだ!」

んーーーーー(-_-)

ここで一番意味がないこと。

むしろ悪循環なことは

朝礼に出ることが目的になってしまっているということです。

前の日飲みすぎて酒の匂いをぷんぷんさせて、それでも出なくてはいけないとい

う、意味の分からない使命感から、ただ朝礼に出ている、そんな経営者あなたの

周りでも多くないですか?

目的と手法の破棄違い

ここでのポイントは、朝礼に出ることが目的となっているということです。

朝礼に参加することは勿論悪いことではありません。

しかし、朝礼をするのには意味があるから朝礼をしているんですよね?

あなたが出ることに意味があるから朝礼に参加しているんですよね?

だったら、参加することは目的じゃないですよね?

同じように感じますが、全然違うことわかりますか?

もっと言うと、もしも朝礼で社長が参加する意味を、朝礼以外で補えるのであれ

ば、朝礼に参加する必要はないんです。

だってあくまでも朝礼は、目的でなく手法だから。

これがあべこべになってしまい、朝礼に出ることが目的となってしまうと、ただ

朝礼に参加すれば目的達成となってしまい、どうして朝礼を毎朝行っているの

か?

本当に意味があるのか?

そんな疑問点が、だんだん社員から出てしまう。

もしかしたら、その時間を使って違う仕事ができるのかもしれない。

簡素化して、仕事を短縮することができるかもしれない。

だから、参加する目的を明確にしてやらなければ意味がないし、逆に社員のモチ

ベーションが朝から下がることとなってしまうのです。

そしてその負の連鎖の最終の行き着く先

それは・・・

眠い目をこすり、頑張って朝礼に来ている自分(社長)が朝から頑張っている。

こんなにも会社を思い、仕事に向き合っている。

そんな感覚になってしまう人を何人も見てきました。

経営者にとって朝礼に参加すること、これは仕事でも何でもない!

仕事をしていない自分を、あたかも仕事をしているかのように、自分自身を錯覚

に陥れる一つの安定剤でしかないのです。

社員の教育

先ほど記載した、例2の「朝礼に出て、その日の段取りはすべて俺が決めて指

示出しているだ」

設立当初はしょうがないと思います。

しかし、もしも朝礼に出ること、指示を出すことが目的であるのならば

ずっといつまでたっても、この作業を社長が行っていくことになってしまう。

それは、社員の成長を、あなたが朝礼に出ることで、踏みにじっているのです。

そんな経営者に言ってあげたい。

だから社員が育たないんですよ。

だから社員の責任感が養われないんですよ。

まとめ

もう一度、経営者の役割、やるべきことは何なのか真剣に考えてみて下さい。

すぐには社員に任すことはできないかもしれない。

社員に任せたらグダグダになってしまうかもしれない。

でもそれを根気よく指導し、成長させていくから、自分しかできなかったことを

少しづつ社員ができるようになるから、会社も成長し大きくなっていくのです。

この教育は、一長一短ではできない大変なことです。

しかし、その教育をあきらめることなくしていくこと

それが会社の未来にとても大切な事ととなるのです。

あくまでも間違えないでください。

朝礼に出ることが目的ではないということ、

そしてできれば社長が朝礼に参加しなくてもしっかりと意味のある朝礼を社員だ

けで行える会社にしていくこと。

だって社員が100人以上になっても

何個も事業部ができても

あなたがすべての朝礼に参加し、指示を出すのですか?

そんなの無理でしょ?

何十年たっても設立当初から変わらず社長が朝礼に出ているということ

それは裏を返せば、たいして会社も大きくなってないし、たいして会社も社員も

社長も成長していない証なのですから。

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