会社が最悪の状態

会社で一番よくない状態は、毎日忙しいのに儲かっていない状態です。

仕事は多忙で、社員も毎日忙しい。

なのに赤字続きの会社。

この一番の問題点は、社員がその現状を知った時

モチベーションが下がることです。

こんなに仕事が忙しかったら、次の昇給やボーナスは期待できる。

そう思っていても実際は、赤字続きで、給料を減らされ、ボーナスもカット。

これではなんで一生懸命働かなくてはいけないのか?

このまま働いていて、将来大丈夫なのか?

そんなことを本気で社員が考えてしまいます。

そんな精神状態で、良いパフォーマンスなんかできるわけないのです。

このような会社は、前のブログでも書いたように、きっと社員は会社の数字を把

握していないケースがほとんどだと思います。

だから、仕事をとってくることが仕事になってしまう。

仕事をこなすことがすべてになってしまう。

だから、儲からないのです。

仕事が忙しければ、社員の数も必要になります。

仕事が忙しければ、売り上げだけは上がります。

売り上げが上がり、社員数が増えていれば、外から見た時、あの会社は儲かって

いるんだなと思われます。

それは、いつしか外だけでなく、社員も社長もそう思えてくるのです。

でも現実は違います。

麻痺が続くと、気づくのに時間がかかり気づいた時には手遅れになってしまう。

だから、忙しいけど儲からない。

これは最悪の状態なのです。

どんな仕事でも無理してやる

社員を遊ばすよりは、儲からないとわかっていても仕事をこなす。

こんな会社たくさんあると思います。でもこの考えが間違っている。

社員を遊ばすよりは・・・

もちろんそうかもしれません。

でも、一度その価格でやってくれた会社に、次回高い金額で、仕事を発注してく

れますか?

社員を遊ばすよりはという殺し文句で、仕事が多忙になることで、他の儲かる仕

事に目を向けることも、努力することもなくなってくるのです。

だって、毎日やることは山積していて、他に目を向ける、他に努力する時間なん

てさけないでしょ。

だから、毎日毎日仕事はたくさんあるのに、儲からないことを日々こなすように

なってしますのです。

これは経営者の考えではない。

だってその日の、明日の、明後日の目先の仕事の事しか考えていないのですら。

営業マンは目先の売り上げを達成したいと思って当たり前です。

でも経営者はそれではいけない。

未来を見据えなければ。

社員が、目先の仕事に食いついても、それが本当に意味があるのか、経営者がコ

ントロールしなければならないのです。

それを経営者が怠っているから、負の連鎖が起こってしまうのです。

(経営者自らそういう行動をとってる人もたくさんいますが(笑))

まとめ

経営者が一番いやな事。

それは”暇”でしょう。

でも暇を回避したいから、何でもかんでも仕事を行う。

これではいけません。

仕事がある現状に、会社が忙しい現状に惑わされないでください。

そこばかりに目が行くと、暇を回避するための一番楽な方法を選択してしまい、

負の連鎖が続き、取り返しがつかなくなってしまいますよ。

経営者は、つらくても逃げたくても、楽な方法を選択するのではなく、未来を見

据え、最良の方法を選択しなければいけない。

それができないのであれば、経営者に向いてないので、やめた方がいい。

暇を回避する方法は、もっとあるはずです。

逃げずに考え、実行に移しましょう。

逆にそうでない会社が多いのが現状ですので、それを真剣に考え、立ち向かう会

社であるのなら、きっと他社に負けることなく、会社を盤石なものにし、

忙しいから当然儲かっている。

そんな会社に生まれ変わるでしょう。

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