2代目3代目の後継者へ

私は、若いころ2代目3代目という、いわゆるボンボンが大嫌いでした。

もちろん自分が裕福でなかったので嫉妬もあったと思います。

その家にたまたま生まれただけで、そいつに能力があるわけじゃないくせに。

そんなこと思ってたこともあります。

しかし今はそんなこと思いません。

2代目だろうが3代目だろうが創業者だろうが、

ダメな奴はだめだし、できるやつはできる。

そう今は感じているのでそんなこと思わないわけです。

むしろ、今会社を任される人は創業者とは違う苦労があり大変だなと感じます。

会社を受け継ぐ40代50代のお父さんは70歳か80歳くらいですので、当然

バブルという正直偏見もありますが、誰がやってもある程度成功する時期を通っ

て今に至るわけであります。

ですので、後継者である新社長が頑張っても成果を上げても、君のお父さんが君

くらいの時はもっとすごかったといわれ続けていくわけです。

いやいや、時代が違うからと思ってしまいますが、そうは分かってても比べ続け

られるのは、嫌気がさすだろうなと思います。

そんな2代目3代目に言いたいこと、

早くお父さんに引退してもらって、できるだけ早く会社を引き継いでください。

過去の栄光

現代の社会情勢は日々目まぐるしく、ものすごいスピードで変化しています。

しかも、昔とは劇的に違い、ほとんどのものがコンピューター化され今後、AIや

AOTといったものはもっと我々の生活仕事に導入されてきています。

そんな中、すべての年配者ではないですが、

正直日本人の体質である、私は年だからよくわからんという物言いにあるよう

に、パソコンはさわれなくても俺の時代はこうだった。とか、

今後来るキャッシュレスの時代に、俺は現金主義だ。とか、

覚えればどう考えたって効率化が進むことについても、

昔は、昔は、

という言葉を連呼し、やろうとしない人が多すぎる。

しかも、どこかで若者もおじいさんおばあさんにはできないよね。

というできなくてもしょうがない論みたいなものまである。

だからこそ、それでも生きていけるからこそ、覚えないのです。

このような人が多いことを前提に考えた時、

こんな大きな変化が起きる現代において、早く社長を交代し、

若い力、若い思考、若い技術

を会社に入れていかなければいつか手遅れになってしまいます。

しかも、バブルを経験した人たちはどこかでいつまでも、その過去の栄光にすが

り、その時のやり方を続ければきっと会社は安泰だと思っている人も多いのが現

状です。

正直笑ってしまします。

今を生きる我々は、今のやり方を未来のやり方をアンテナ高く持って実行してい

かなければ、会社を繁栄することなんてできるわけないのです。

何度も言いますが、誰でもそうだというわけじゃありません。

だからこそ早く引き継いでいただきたいのです。

まとめ

長きにわたり会社を運営してきた方々は、

経験もありますし、

自分が会社を繁栄させてきたという自信もあると思います。

それは紛れもない事実であります。

しかし、会社を思い社員を思うのであれば、一歩退き息子や、次の後継者に会社

を任して、客観的に会社を見れる位置についてもいいのではないでしょうか。

会社が傾いてきたとき、

体調を崩して交代を迫られたとき、

そんなときに引退しても、しっかりとした引き継ぎもできず、その後の会社運営

が本当に大変になってしまいます。

会社を設立することは、今の時代簡単です。

しかし、会社を長きにわたり存続することは、本当に難しい時代であります。

だからこそ、世代交代は、自分の今までの立場がなくなるのではなく、会社を長

い目で見た時、今までトップをしてきた人間にしかできない新たな役目に変わっ

たと思っていただきたい。

まだまだ自分はやれる。

そうでしょう。

やれると思います。

でももっと長い目で、未来を想像してみた時、それでもあなたが、社長である必

要があるのでしょうか。

私はそう思います。

そして、社長が変わってからのあるあるですが、社長が会長になって新社長がで

きても、今までと会社の体制は変わらず、会長からのトップダウンで会社が回っ

ていく。

これでは全く意味がありません。

会社を任せると決めたのであれば、

温かい目で、

何でも口だすのではなく、

のびのびと新たな社長を見守っていただきたいと思います。

このような素晴らしい世代交代ができれば、きっとあなたの会社は未来栄光繁栄

していけるでしょう。

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