昔ならではの日本企業

いまだに日本では、なんだかんだ言って、年功序列や男性社会の会社が多いのが

現状です。

年数や年齢に伴って仕事ができるなら、何の問題もないですが、

あきらかに仕事ができないのに、

早く入社したから、

年齢が上だから、

男性だから、

そんなくだらない理由で

役職が上がったり、給料が上がったりするのを見ていると、

本当に社員のモチベーションを上げるのが下手な会社なんだと感じます。

もちろん目上の人に対し、礼儀を尽くすのは大切です。

しかし、仕事では不要な事であります。

我々経営者は、言い方を悪く言うと、社員の8時間という時間を買って、その時

間がより生産性を生むことで、仕事を円滑に回しているのです。

仕事ができない人間より、仕事のできる人間のほうが当然のごとく、生産性を生

むわけですから、そこに対価が人より多く発生するのは自然の事であります。

ここで言っているのは、仕事さえできれば、そいつが偉いということでは決して

ありません。

その人の評価基準には、人間性や、努力度、経験といった、

多くの事があって仕事ができる人、できない人と評価されるわけであります。

だから、仕事をとってくるのがうまくても、職場の人間関係が下手ならその人は

決してすごく仕事のできる人とはならないですし、

要領は少し悪くても、何でも努力し、不満を言わずに働いてくれれば、評価は上

げるべきでしょうし、

長くいることで、たくさんの経験や知識があるのであれば、お金につながる仕事

はとってこれなくても(笑)会社にとって必要な人間であると思います。

ここで大切なことは、初めのベースとして、只々なんの理由もなく

年齢が上だから役職が上、

女だから下、

それではダメだということです。

そういうと多くの経営者は、うちは理由なく年功序列ではなく、結果そうなった

だけだという人が言います。

本当にそうでしょうか?

昔は結果仕事ができる人だった役職者を、いつまでもその後もっと生産性が上が

り評価の高い若者が出てきているにもかかわらず、役職を下げることもなく、同

じ環境で仕事を続けさせていないでしょうか?

そして、弊社は結果年功序列になっている、このことは社員も感じているのでし

ょうか?

多分社員は、うちの会社は頑張っても年齢序列だからな。

そう思っている人も多いと思います。

それでは、社長がいくらそんなことないと言っても、なんの意味もないのです。

社員のモチベーション

社員にとって、最大の仕事のモチベーションを上げることは何だと思いますか?

給料が上がることでしょうか?

待遇が良くなることでしょうか?

私の思う最大のモチベーション向上は、責任を与えることです。

もちろん給料が上がることは社員にとって、ものすごくうれしいしモチベーショ

ンも上がります。

しかし、お金というものは、不思議と慣れてしまします。

20万の給料が30万になったら初めはうれしいです。

でも何年も続けば当たり前になり、給料が上がったということでのモチベーショ

ンを持続することは難しでしょう。

だって、永遠に財源なく上げ続けることはできないから。

俗にいう、金の切れ目が縁の切れ目問やつですね。

でも人は求められること、

認められたと感じること、

必要とされること、

今までできなかったことやしていなかった新たなことに挑戦し達成すること、

このような責任を与え、実行させていくことほど、財源なくモチベーションを上

げ続けることはないのです。

その中で、もし自分の会社が、年功序列や入った年数が出世に大切だったり、女

性のほうが下、そのように社員が感じているのであれば、

モチベーションなんて上がるわけないのです。

この会社は、頑張ったら頑張った分だけ評価してくれる、

そう感じれる会社だから、

社員は成長し、

より大きな責任をこなせるようになるのではないでしょうか?

まとめ

もう昔ならではの会社形態を変えませんか?

私の会社では、年齢も性別も国籍も入った年数も関係ありません。

いろいろな評価基準の中から、仕事のできる人間が上に立ちますし、給料の上が

り方も千差万別です。

正直初めは何となく会社内で、年数の短い若い社員が、上司になることについて

変な雰囲気がありました。

しかし、トップである私自ら、頑張ったやつを頑張った分だけ評価するというこ

とを言い続け、結果そうしてきました。

そうなることで結果起こる効果は、

責任を与えられた社員は、みんなに認めてもらうようにより努力するようになり

ました。

入った年数が長いの向かれてしまった社員は、次こそは抜かれないようにと努力

するようになりました。

若い社員や中途の社員は、会社の未来における自分の立ち位置に気僕を持って働

くようになりました。

もちろん、腐って退社した社員もたくさんいます。

文句ばかり言って、適当に仕事をこなす社員もいます。

でもいいんです。

私たち経営者は、社員の8時間という時間を買って、その時間がより生産性を生

むことで、仕事を円滑に回すこと、そしてそれに合わせた対価を支払うことで成

り立っているのですから。

そして絶対にこれを続けていると、仕事のできるモチベーションの上がった社員

が前よりたくさんになってきます。

そしてそんなモチベーションの高い社員が増えるから、会社は儲かるのです。

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